「池波正太郎の食卓」

今週のお題「読書の秋」

 

この本は「池波正太郎」が書いているわけではない

池波正太郎が亡きあと、尚も池波正太郎を愛し続けている男達の本だ。

 

著者は、若い頃に池波先生の書生のような事をしていて、池波先生から「人生」を、教わった人

 

その方が、池波先生との「思い出の店」や「池波先生が好きだった食べ物」を追う

 

それが、季節ごとに分けられている

なので「旬」の食べ物が、すぐに分かる。

例えば、9月の長月なら「新子の寿司」

10月の神無月は「秋刀魚塩焼き」というぐあいだ。

 

前半は「和食」 後半ページは「洋食」に分けられている。

「和食の担当」は、池波正太郎が、原稿を書く時にも利用していた「山の上ホテル」の

料理長をつとめていた「てんぷら近藤」の店主(近藤文夫)

 

「洋食の担当」は「たいめいけん」店主(茂出木雅章) ちょっと前に、よくテレビに

出ていた(凄く色黒の方😅)は、息子さんです。

この息子さんが、三代目に、なります。

 

本を、めくると生前の「池波正太郎」の姿が多々ありファンとしては、嬉しい

 

そして、もう1つの凄い所は、紹介されている「料理」の全ての「調理法」が詳しく載っています。

特に「和食」では、食材さえ手に入れば簡単に作れるものが多いので、チャレンジする事も「楽しみ」の1つではないかと、、、、、

 

生前の、池波正太郎が好んで食したものが、よくわかり今は失われつつある「食べ物の旬」が分かる一冊

 

ぜひ、読んで感じてください。

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